ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トラセア・パエツス」の意味・わかりやすい解説
トラセア・パエツス
Thrasea Paetus, Publius Clodius
[没]66
古代ローマの元老院議員。 56年執政官 (コンスル ) 。終始ネロ帝を批判し,ネロの母アグリッピナ (小)の死を元老院がいたんだときには席を立ったといわれる。ネロの不徳行為を嫌い 63年には引退したが,讒言 (ざんげん) により自殺を命じられ,魂の不死について語りながら死んだとされる。
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