トリプシノーゲン

栄養・生化学辞典 「トリプシノーゲン」の解説

トリプシノーゲン

 消化酵素でプロテアーゼであるトリプシンの前駆体.トリプシンそのものかエンテロペプチダーゼによってN末端の6個のアミノ酸が除去されて,活性化されトリプシンとなる.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トリプシノーゲン」の意味・わかりやすい解説

トリプシノーゲン

「トリプシン」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内のトリプシノーゲンの言及

【トリプシン】より

消化酵素の一つで,タンパク質分解酵素。膵臓から不活性のトリプシノーゲンtrypsinogenとして十二指腸内に分泌され,エンテロキナーゼにより分子の端が切断されてトリプシンとなり,pH8.0付近で活性をもつ。トリプシン自身もトリプシノーゲンを活性化するほか,他の不活性の酵素前駆物質を活性化する。…

※「トリプシノーゲン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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