現代外国人名録2016 「ドリスデリエ」の解説
ドリス デリエ
Doris Dörrie
- 職業・肩書
- 映画監督,演出家 ミュンヘン・テレビ映画大学教授
- 国籍
- ドイツ
- 生年月日
- 1955年
- 出生地
- 西ドイツ・ニーダーザクセン州ハノーファー(ドイツ)
- 学歴
- ミュンヘン・テレビ映画大学卒
- 経歴
- 1973年高校卒業後、渡米し、2年間カリフォルニア州のパシフィック大学などで映画を学ぶ。帰国後、ミュンヘン・テレビ映画大学で学び、卒業後、映画評を書きながら、テレビのドキュメンタリー番組の制作に携わる。’83年劇映画「心のなかで」をベネチア国際映画祭に出品。’85年に映画「Men…(男たち)」を発表し、注目を集める。以後、ドイツを代表する女性映画監督として活躍。小津安二郎にあこがれ、1980年代にヒッチハイクで日本を回る。谷崎潤一郎を愛する一方で、現代日本にも興味を持つ。2001年よりオペラの演出も手がけ、2009年ゲッティンゲンで開かれたヘンデル国際音楽祭でオペラ「アドメート」を演出、ギリシャ神話を題材にしながら近世日本のような舞台様式で観客を驚かせた。他の映画作品に「MON-ZEN」(1999年)、「漁師と妻」「How to Cook Your Life」、「桜の花 HANAMI」(2008年)など。一方、1987年短編小説集「愛、苦しみ、こんちくしょう」を出版し、作家活動も始める。’97年から母校のミュンヘン・テレビ映画大学教授を務める。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報