どんざ(読み)ドンザ

精選版 日本国語大辞典 「どんざ」の意味・読み・例文・類語

どんざ

  1. 〘 名詞 〙 古綿をつかった綿入着物。多く、貧しい人が用いた。
    1. [初出の実例]「ソレソレあなたのお古のおどんざ」(出典:浄瑠璃・忠孝大礒通(1768)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のどんざの言及

【裂織】より

…布を上下交互に細く裂いて長くつなぎ,これを緯糸とし,麻糸や木綿糸を経糸にして並幅に織った織物。〈さっこり〉〈さくり〉〈つづれ〉〈どんざ〉などともよばれる。木綿の自給が困難で,流通面も不備であった東北,北陸,山陰あるいは交通不便な山間地,漁村などでは,明治のころまで木綿は最も貴重な衣類であった。…

※「どんざ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む