にえさ(読み)ニエサ

デジタル大辞泉 「にえさ」の意味・読み・例文・類語

にえさ〔にへさ〕

[形動ナリ]たくさんあるさま。また、はなはだしいさま。
天皇―に悦び給うて」〈神武紀〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「にえさ」の意味・読み・例文・類語

にえさにへさ

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙 数や量が多いさま。
    1. [初出の実例]「俗(くにひと)、多(さは)なる物を見て、即ち、爾陪佐(ニヘサ)にと云ふ」(出典:肥後風土記逸文(釈日本紀所載)(1274‐1301))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android