ヌサガタケイソウ(読み)ヌサガタケイソウ(その他表記)Tabellaria

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヌサガタケイソウ」の意味・わかりやすい解説

ヌサガタケイソウ(幣形ケイ藻)
ヌサガタケイソウ
Tabellaria

ケイ藻類羽状ケイ藻類ヌサガタケイソウ科。淡水産のプランクトンとして知られている。ときとして汽水中に見出されたこともある。殻面は中央がややふくらんだ形で帯面をみると矩形 (くけい) に近い。それは帯殻と帯殻の間に4個ほどの中間帯ができることによる。殻のひと隅に丸くて粘液を生じる部分があり,これで細胞同士が接着することがある。その場合数個の細胞が交互に並んだ形が御幣 (ごへい) のような形であるところから本種の名がつけられた。

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