ネリネア(その他表記)Nerinea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ネリネア」の意味・わかりやすい解説

ネリネア
Nerinea

軟体動物門腹足綱ネリネア科の化石巻貝。塔状で,多くの螺層から成り,丈が高い。外唇は薄く,後方部に裂け目状のスリットがあって,これが切れ込み帯として,縫合部の直下にみられる。外唇および内唇には多くの場合ひだが発達し,螺塔の全長を通じてみられる。このため,貝殻縦断面をつくってみると,軸をめぐって特有の形の室が配列し,特有な内部構造をもった螺管であることがわかる。これがネリネア科の分類に重要な役を果している。この属はジュラ紀から白亜紀に生存し,ジュラ紀に繁栄した。

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