のえ

精選版 日本国語大辞典 「のえ」の意味・読み・例文・類語

のえ のへ

上代東国の打消の助動詞「なふ」の連体形・已然形「なへ」の変化したもの。
万葉(8C後)一四・三四七六「諾(うべ)児なは吾(わぬ)に恋ふなも立と月(つく)の流(ぬが)なへゆけば恋(こふ)しかるなも 或本歌末句曰 流なへゆけど吾ゆか乃敝(ノヘ)ば」

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