ハンス・ディートリヒゲンシャー(英語表記)Hans-Dietrich Genscher

現代外国人名録2016 の解説

ハンス・ディートリヒ ゲンシャー
Hans-Dietrich Genscher

職業・肩書
政治家 ドイツ自由民主党(FDP)名誉党首 元ドイツ外相

国籍
ドイツ

生年月日
1927年3月21日

出生地
ハレ近郊ライデブルク

学歴
ライプツィヒ大学卒,ハンブルク大学卒

経歴
第二次大戦後、ドイツ民主共和国(東ドイツ)の自由主義政党に入り、法律家として活動を始めるが、1952年西ドイツのブレーメンヘ亡命。自由民主党(FDP)入党。’54年弁護士開業。’65年FDP連邦議会議員に当選。’68年同党副党首、’69年ブラント内閣内相、’74年5月シュミット内閣に副首相兼外相として入閣。同年10月〜85年2月FDP党首。’82年10月第1次コール内閣、83年3月第2次同内閣、’87年3月第3次同内閣でも外相に留任し、西側外相の最長不倒記録を更新。この間、東西間の溝を埋めるべく“新東方外交”の推進者となり、その外交姿勢は“ゲンシャー主義”と呼ばれた。’89年4月の内閣改造、’91年1月統一ドイツ後のコール新内閣でも外相留任するが、’92年5月外相辞任。18年間にわたり、外相を務め、’90年の東西ドイツ統一で、コール首相とともに大きな役割を果たした。FDP名誉党首。また、同年ベルリン自由大学客員教授も務める。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android