日本の郷土料理がわかる辞典 「ばたばた茶」の解説 ばたばたちゃ【ばたばた茶】 富山県朝日町で祝い事や仏事の際などに飲まれる茶。また、この茶を飲む集まり。黒茶という、蒸した茶葉を1ヵ月ほどかけて発酵させたものを用いる。煮出した茶を茶碗に注ぎ、塩を少々入れて2本合わせの茶筅(ちゃせん)で泡立てて飲む。◇茶筅をバタバタと忙しく動かすことから。 出典 講談社日本の郷土料理がわかる辞典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内のばたばた茶の言及 【ぼてぼて茶】より …主として島根県松江などの日本海側に残る飲茶習俗の一つ。〈ぼてぼて〉とは大型の茶筅を振る音から生じた名称で,ばたばた茶(富山県朝日町),ぶくぶく茶(沖縄)ともいう。茶道の茶碗より少し大型の茶碗に,番茶や煎茶,あるいは発酵させた黒茶を釜で煮立てたものを入れ,茶筅の先に塩をつけてよく振り細かく泡をたてる。… ※「ばたばた茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by