精選版 日本国語大辞典 「黒茶」の意味・読み・例文・類語 くろ‐ちゃ【黒茶】 〘 名詞 〙① =くろちゃいろ(黒茶色)[初出の実例]「床に定家判のことば、上下くろちゃ、中紫からいんきん」(出典:松屋会記‐久政茶会記・天正七年(1579)四月二三日)② 「くろちゃぞめ(黒茶染)」の略。[初出の実例]「加賀染と云は都のくろちゃ也」(出典:俳諧・類船集(1676)曾) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
色名がわかる辞典 「黒茶」の解説 くろちゃ【黒茶】 色名の一つ。JISの色彩規格では「黄赤みの黒」としている。一般に、黒みがかった茶色のこと。焦茶こげちゃや憲房色けんぼういろよりも黒みが強い。安土桃山時代からあった名称とされるが、流行したのは江戸時代。おもに着物の色に用いられた。現代ではビル壁や床材の塗装にもみられる。黒みの程度に幅があり、それによって茶系統にも黒系統にも見える。 出典 講談社色名がわかる辞典について 情報 Sponserd by
飲み物がわかる辞典 「黒茶」の解説 ヘイチャー【黒茶 (中国)】 中国茶の一種で、不発酵茶の緑茶(リューチャー)と同様の工程を経た後、渥堆(あくたい)(茶葉をかびなどの微生物により発酵させること)を行う後発酵茶。長期保存が可能で、年代物は高級品とされる。代表的なものとして中国西南部の雲南省産のプーアル茶がある。 出典 講談社飲み物がわかる辞典について 情報 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の黒茶の言及 【中国茶】より …こうした歴史と広大な国土,そして多くの民族をもつため,中国の茶は種類が多く,その製法,飲み方も他に類を見ないほど多様である。 中国茶はその成分から緑茶,青茶,紅茶,黒茶,黄茶,白茶の6種に分類される。緑茶はほとんどが釜(かま)いり製で,360℃の高温でいり蒸ししてつくる。… ※「黒茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by