バレイリー(読み)ばれいりー(その他表記)Bareilly

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バレイリー」の意味・わかりやすい解説

バレイリー
ばれいりー
Bareilly

インド北部、ウッタル・プラデシュ州北西部、バレイリー県の県都。首都デリーと州都ラクナウのほぼ中間点に位置し、鉄道、道路交通の要地である。人口69万9839、周辺部を含む人口72万9800(2001)。ガンジス川の支流ラームガンガ川とサルダ灌漑(かんがい)運河網とによって潤された豊かな農業地域を後背地に、米、小麦サトウキビなどを産するほか、精糖、綿ロープなど農産加工生産も盛んで、それらの一大集散地となっている。16世紀ムガルの支配者マクランド・ロイによって建設され、17世紀にはアフガニスタン方面から進出してきたロヒラ人の地方(ロヒルカンド)の中心都市として栄えた。数多くの美しいモスクや古い建築物、砦(とりで)が残っている。1857年のインドの大反乱の一拠点となったことでも知られる。

[中里亜夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む