ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パイプヘビ」の意味・わかりやすい解説 パイプヘビCylindrophis rufus; pipe snake トカゲ目パイプヘビ科。体長 40~80cm。背面は暗褐色ないし黒色で強い虹状光沢があり,多くは白っぽい模様を体側などにもつ。腹面も同色であるが斑紋はより鮮かで,特に尾の下面は橙黄色であることが多い。体は円筒形であるが,頭部は平たく,尾も扁平で短い。敵に襲われると頭をとぐろの下に隠し,尾を持上げて曲げ,斑紋のはっきりした腹側を見せて威嚇する習性がある。東南アジアに分布し,水田や人家の周辺などにすむ。ほかのヘビやウナギなどの自分より大きいものでも食べる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by