パイレックス

精選版 日本国語大辞典 「パイレックス」の意味・読み・例文・類語

パイレックス

  1. ( Pyrex ) アメリカコーニング社製の耐熱ガラスの商標名。〔百万人の科学(1939)〕

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百科事典マイペディア 「パイレックス」の意味・わかりやすい解説

パイレックス

1915年米国のコーニング・ガラス社の研究員ユージン・C.サリバンとウィリアム・C.テーラーが開発した耐熱・耐衝撃性に秀れたホウケイ酸ガラスの商品名。耐熱ガラスなべやコーヒー・メーカーに多く用いられている。→耐熱ガラス

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改訂新版 世界大百科事典 「パイレックス」の意味・わかりやすい解説

パイレックス
Pyrex

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世界大百科事典(旧版)内のパイレックスの言及

【耐熱ガラス】より

…表にその代表的組成を挙げる。パイレックスPyrex(コーニング社の登録商標)は,ホウケイ酸ガラスの代表例であり,ビーカー,フラスコなどの理化学用や,コーヒーメーカー用ジャグ,調理用なべなどに使われている。バイコールは,ホウケイ酸系ガラスの分相現象(熱処理により組成の異なる2種類のガラス相に分離する現象)を応用し複雑な工程で製造される。…

【テレックス】より


【耐熱ガラス】
 絶縁用,とくに無線周波の絶縁用がいしなどに使われる耐熱ガラスの一種であるホウケイ酸ガラスをテレックス(商品名)と呼んでいる。アメリカではパイレックスpyrex(コーニング社の登録商標)といわれる。アルカリ含有量をごく少なくして溶融,加工を容易にしたガラスであって,だいたいの成分は二酸化ケイ素80%,三酸化二ホウ素12%,アルミナ2%,酸化ナトリウム4%で,固有抵抗が大きく,誘電体力率が少なく,機械的強度が強く,熱膨張係数が小さく,急熱,急冷にもよく耐え,化学的にも安定である。…

【ホウ素(硼素)】より

… ホウ酸塩としての用途も多く,洗剤,ハンドクリーム,ローションなどに使われる。またホウケイ酸ガラスは熱膨張係数が小さいので耐熱性が強く,たとえばパイレックスなどの商品名で広く使用されている。【水町 邦彦】【後藤 佐吉】
[原子炉材料としてのホウ素]
 中性子吸収断面積が大きいことから,中性子吸収材として原子炉の制御に利用されている。…

※「パイレックス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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