法則の辞典 「パウリの方程式」の解説 パウリの方程式【Pauli's equation】 量子状態の確率分布を表す のような方程式.ここで wnm≡lim(Wnm/⊿t)で,Wnm は状態 m が ⊿t 時間後に ⊿t →0 状態 n に遷移する確率である. この式の基礎となる式で,時刻 t において量子状態 n に存在する確率を Pn としたとき,時刻 t+⊿t において状態 n にいる確率 Pn(t+⊿t) は,確率分布 Pm(t) が定まればユニークに決まってしまうとして導かれる確率分布の時間変化の式 Pn(t+⊿t)=∑WnmPn(t) も同じようにパウリの方程式と呼ばれる. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報