ヒゲブトオサムシ(読み)ひげぶとおさむし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒゲブトオサムシ」の意味・わかりやすい解説

ヒゲブトオサムシ
ひげぶとおさむし / 角太歩行虫

昆虫綱甲虫目ヒゲブトオサムシ科Paussidaeに属する昆虫の総称。おもに熱帯・亜熱帯域に分布し、約400種が知られているが、日本には3種しか分布しない。体長数ミリ前後の角張った形の小甲虫で、頭と前胸は多少幅が狭いことが多い。上ばねは外縁の後方に切れ込みがあり、触角は大半の種で太く、先端数節が合一した異形であるが、エグリゴミムシ類のように糸状でやや数珠(じゅず)状の場合もある。一般にアリの巣またはその付近にすみ、とくに触角や体形の特殊化した種類はアリとの共生に適応した結果と考えられる。日本産は2種のエグリゴミムシ類と、上ばねに横帯のあるクロオビヒゲブトオサムシである。

[中根猛彦]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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