ヒダントイン酸(読み)ヒダントインサン

化学辞典 第2版 「ヒダントイン酸」の解説

ヒダントイン酸
ヒダントインサン
hydantoic acid

N-carbamoylglycine.C3H6N2O3(118.09).H2NCONHCH2COOH.グリコルル酸ともいう.グリシン尿素を加熱するか,ヒダントインまたはプリン加水分解すると得られる.無色の柱状結晶.融点171 ℃.熱エタノール,水に可溶,エーテルに不溶.エチルエステル塩酸と加熱するとヒダントインになる.[CAS 462-60-2]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android