ヒラゴケ(読み)ひらごけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒラゴケ」の意味・わかりやすい解説

ヒラゴケ
ひらごけ

コケ植物ヒラゴケ科のうち、葉が茎や枝に扁平(へんぺい)につき、平らにみえるヒラゴケ属、リボンゴケ属などの総称。日本には20種ほどがある。

 代表的な種としてはリボンゴケ(ツヤツケリボンゴケ)Neckeropsis nitidula (Mitt.) Fl.がある。なお、この種をヒラゴケとよぶこともある。リボンゴケは、山地樹幹や岩上に生え、全体に強い光沢をもつ。日本では東北地方南部から九州にかけて生育し、世界的な分布は、中国からフィリピンにかける。

[井上 浩]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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