ヒロズコガ(読み)ひろずこが

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒロズコガ」の意味・わかりやすい解説

ヒロズコガ
ひろずこが / 広頭小蛾

昆虫綱鱗翅(りんし)目ヒロズコガ科Tineidaeのガの総称。非常に多くの種を含む大きな科で、大部分の種は小形でじみな色彩をしているが、なかにははねの開張50ミリを超える種もある。全世界に分布し、日本では30種余りしか知られていないが、将来、研究が進めば多くの未発見種が登録されるはずである。幼虫は、生きた種子植物には寄生せず、乾燥植物質、キノコ蘚苔(せんたい)類、地衣類、朽ち木などを食べるものが多い。また、貯蔵穀物や毛・皮革製品などを食う害虫として、家屋内にすむ種もある。

[井上 寛]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む