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幼虫 ようちゅう larva

翻訳|larva

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

幼虫
ようちゅう
larva

一般には昆虫類をはじめクモ類,多足類など陸生節足動物の幼生全般についていう。しかし,厳密には特に完全変態をする昆虫類の蛹になる以前の段階の幼生についてのみいう。その場合,不変態類や不完全変態類の昆虫の幼生は若虫 (わかむし) という。

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デジタル大辞泉の解説

よう‐ちゅう〔エウ‐〕【幼虫】

昆虫クモなどの幼生。完全変態をする昆虫ではさなぎになるまで、不完全変態昆虫では成虫になるまでの段階をいう。

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百科事典マイペディアの解説

幼虫【ようちゅう】

陸生節足動物,特に完全変態をする昆虫の幼生をいう。翅をはじめ多くの成虫器官が成虫芽の形で体内にあり,(さなぎ)になって初めてそれらが体の外に現れる。不完全変態をする昆虫の幼生は翅その他の原基が小さいながら体表に現れているので,若虫と呼んで区別することが多い。

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世界大百科事典 第2版の解説

ようちゅう【幼虫】

昆虫をはじめとした陸上節足動物の幼生の総称。狭義には完全変態昆虫の卵とさなぎの間の時期をさし,不完全変態昆虫の卵と成虫の間の時期は若虫nymphという。英語の対応する語にlarvaがあるが,これはすべての無脊椎動物の幼生および変態をする脊椎動物成体の前の世代(オタマジャクシなど)の総称であり,幼虫のみをさすのではない。 幼虫は多くの場合,食性,生息場所など親とは異なる生態的地位を占め,成体集団とは競合しないことから,新しい生息環境への侵入と定着に適応した種の分散の機構の一つとも考えうる。

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大辞林 第三版の解説

ようちゅう【幼虫】

陸生節足動物の幼生に対する呼び方。特に、完全変態するものに限られることが多い。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

幼虫
ようちゅう
larva

昆虫類が卵から孵化(ふか)してから蛹(さなぎ)または成虫(親)になるまでの子供の期間をいい、動物一般の幼生にあたる。昆虫は一般に卵内で胚(はい)が発育し、幼虫体ができあがると、卵殻を破って外に出てくるが、この時点以後が幼虫期であって、餌(えさ)を食べて成長する。後胚子(こうはいし)発生というのはこのことである。幼虫は成長する途中で何回か脱皮をするが、第1回の脱皮までが第一齢、脱皮後が第二齢、最後の幼虫期が終齢とよばれる。完全変態の昆虫では幼虫は最後の脱皮をして蛹になるが、その直前の、摂食をやめて動作が鈍くなった時期を前蛹(ぜんよう)prepupaとよぶことがある。不完全変態の昆虫では蛹の時期がなく、最後の脱皮で成虫になるが、幼虫と成虫の形態の差異がそれほど著しくなく、幼虫期後半になると胸背部後方の両側にはねの原基(芽)が現れ、脱皮するごとに大きくなるので、厳密にいうときは完全変態の場合の幼虫と区別して若虫(わかむし)(ニンフnymph)とよぶ。
 幼虫は種類によって異なった発生段階で孵化し、かなり生活に適応した形をとるため、体形も多様であるが、大別して次の四型がある。(1)多脚型 イモムシ、アオムシ、毛虫のように胸脚のほかに腹脚がある(鱗翅(りんし)類、ハバチ類など)。(2)少脚型 胸脚のみで腹脚がないナガコムシ型とジムシ型(甲虫類、脈翅類など)。(3)無脚型 ウジムシ型のように脚(あし)がない(膜翅類、双翅類など)。(4)原脚型 胚子型(一部の寄生バチ)。
 同じ種類の幼虫は、成長の過程で普通、体形に著しい変化がないが、なかには脱皮するたびに体形が著しく変わるツチハンミョウやオオハナノミのようなものもあり、過変態とよばれる。また、水生の幼虫には体の両側や尾端に気管鰓(さい)をもつものが少なくなく、尾端に呼吸管をもつものもある。[中根猛彦]

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世界大百科事典内の幼虫の言及

【幼生】より

…多細胞動物の発生過程において,胚期の終了にあたり,みずから捕食して独立の生活を営むようになった段階のもののうち,成体とは異なる体制や行動を示すものをいう。昆虫ではこれを幼虫と呼ぶ。幼生の段階は個体発生の過程に不可欠なものではなく,全動物門を見わたしても,幼生の段階を経る発生様式(間接発生)をとるものはむしろ少数派といえる。…

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