ピーモント帯(読み)ピーモントたい

最新 地学事典 「ピーモント帯」の解説

ピーモントたい
ピーモント帯

Piedmont zone

西アルプスのイタリアとフランス国境付近のペンニン帯中~東部の超高圧および高圧変成岩分布域をいう。高圧変成岩はエオアルプス変成作用によって形成され,その原岩はテチスの海洋堆積物と海洋地殻断片である。変成堆積岩はcalc-schists(英),schistes lustrés(仏)あるいはBündnerschiefer(独)と呼ばれている。その変成岩類の上昇時期を示す放射年代は約50Maである。この地域には高圧型変成作用を受けた大陸地殻断片(ドラマイラ,グランパラディソ,モンテローザ岩体)もみられるが,その年代は明らかに古いことからピーモント帯に入れない。ペンニン帯の西部はGran San Bernardo(Brian-çonnais)帯といい,弱変成堆積岩類からなっている。明瞭な高圧変成岩類の分布がみられないことから,やはりピーモント帯とは区別している。

執筆者:

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 板谷

関連語をあわせて調べる

梅雨の季節に入ること。つゆ入り。毎年6月中旬~7月中旬の約1ヵ月間,九州から東北地方は梅雨の季節に入る。これは,北方のオホーツク海高気圧と南方の小笠原高気圧とに挟まれて,揚子江流域から九州,四国,本州...

入梅の用語解説を読む