アメリカの西部と称すべき地域の範囲は時代とともに変化した。独立時にはアパラチア山脈よりも西で,ミシシッピ川に至るまでの地域をさした。今日では主として大平原以西の地域をさす。カリフォルニアのゴールド・ラッシュ(1848年),ホームステッド法の制定(1862年),大陸横断鉄道の完成(1869年),有刺鉄線柵の導入(1873年),先住民の保留地への囲い込みは西漸(せいぜん)運動を促すうえで大きく貢献した。19世紀半ば以降の1世紀間,西部の人口増加率は全国平均の2倍近くを記録した。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...