ファブ施設(読み)ふぁぶしせつ

知恵蔵mini 「ファブ施設」の解説

ファブ施設

3Dプリンタやレーザーカッターなどのデジタル工作機械を一般人が手軽に使用しオリジナル製品を製作できる施設のこと。ファブは「デジタル・ファブリケーション(デジタル製造)」の略であり、「Fabulous(すばらしい)」の意味も含む。米国マサチューセッツ工科大学のニール・ガーシェンフェルド教授が提唱し2002年にスタートした市民工房「ファブラボ(FabLab)」が発祥とされ、ファブラボは13年には世界50カ国・200カ所以上で立ち上げられている。日本では、11年にファブラボが鎌倉筑波に開設されて以降、ファブ施設が全国に広がり、14年7月には、東京・渋谷周辺の六つのファブ施設が連携したプロジェクト「TOKYO FABBERS(トウキョウ・ファバーズ)」が本格的に始まっている。

(2015-7-8)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android