普及版 字通 「フク・ヒ・おおい」の読み・字形・画数・意味
12画
[字訓] おおい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は伏(ふく)。〔説文〕十三上に「車なり」とあり、車軾(しやしよく)の上を(おお)う巾をいう。また或(ある)体として・の二体を録する。〔段注〕に「(漢書)郊祀志、駕被の、(顔)師古曰く、駕車備馬の、皆はると。按ずるに駕車のとは、此れ謂(いはゆる)なり。被馬のとは、革部に謂鞁なり」とあり、車馬に用いる覆いものをいう。
[訓義]
1. おおい、車のおおい。
[古辞書の訓]
〔字鏡集〕 クルマノマユ
[語系]
biukはbukと声近く、(ふく)は矢ぐい、の初文。をの或(ある)体として用いるのは、袋状にして用いることがあるからであろう。
[下接語]
車
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報