フベントゥ島(読み)フベントゥトウ(英語表記)Juventud

デジタル大辞泉 「フベントゥ島」の意味・読み・例文・類語

フベントゥ‐とう〔‐タウ〕【フベントゥ島】

Isla de la Juventud》⇒フベントゥド島

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フベントゥ島」の意味・わかりやすい解説

フベントゥ島
ふべんとぅとう
Juventud

キューバの西部南岸から約50キロメートルのカリブ海上にある島。旧称ピノスPinos島。面積2398平方キロメートル、人口7万9078(1999)。かつては流刑地で、1953年モンカダ兵営襲撃に失敗したカストロ兄弟は、ここの軍刑務所に収容された。現称のフベントゥ島とは「青年の島」を意味し、キューバだけでなくアフリカ諸国、ニカラグアなどの青少年のための学校が建設され、革命を担う世代の教育の場となっている。学生数は人口の半分に達する。ハバナに次いで邦人移民が多い。行政的には特別自治区で、中心都市は北岸のヌエバ・ヘロナ。

[栗原尚子]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android