栄養・生化学辞典 「フルクトキナーゼ欠損」の解説 フルクトキナーゼ欠損 フルクトキナーゼ欠損症,本態性果糖血,本態性果糖血症ともいう.良性フルクトース血,良性フルクトース血症(benign fructosemia),本態性フルクトース尿症(essential fructosuria)を起こす.フルクトキナーゼが遺伝的に欠損していることによる症状で,良性かつ無症候性のフルクトース尿症を示し,フルクトース-1,6-ビスリン酸アルドラーゼ欠損とともに,本態性フルクトース尿症の原因の一つ.フルクトースを含む食事を摂取したあと,血中のフルクトースが上昇し,尿へ排出される.常染色体性劣性遺伝. 出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報