日本大百科全書(ニッポニカ) 「フロイントリヒ」の意味・わかりやすい解説 フロイントリヒふろいんとりひHerbert Max Finlay Freundlich(1880―1941) ドイツの物理化学者。ベルリンに生まれる。1911年ブラウンシュワイク工業大学、1923年ベルリン大学の各教授。ナチス政権を嫌ってロンドンへ亡命し、1933~1937年ロンドン大学物理化学教授、1938年アメリカのミネソタ大学教授。1907年、気体あるいは溶質分子の固体表面への吸着現象についての実験データに基づいて、フロイントリヒの吸着式を提案、これは今日でも広く用いられている。コロイド化学、表面化学の分野で多くの業績をあげた。[常盤野和男][参照項目] | コロイド化学 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例