ブースターポンプ

化学辞典 第2版 「ブースターポンプ」の解説

ブースターポンプ
ブースターポンプ
booster pump

蒸気噴射ポンプうち,比較的低い真空度(1.3 Pa 程度)で排気速度の大きいものを,とくにブースターポンプとよび,操作圧力としてこの範囲の真空度が要求される場合に用いる.高真空度で排気速度の大きな蒸気噴射ポンプと組み合わせて,補助ポンプの役目をさせることもある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のブースターポンプの言及

【真空ポンプ】より

…補助ポンプには油回転ポンプ,ソープションポンプなどがある。また,補助ポンプの作用を補強するためのブースターポンプとして二葉ポンプ,油・水銀エゼクターなどが用いられる。
[機械式真空ポンプ]
 (1)往復式真空ポンプ 容積形のポンプで,主要部は,シリンダー,ピストンおよびシリンダー端面または側面に取りつけられた吸込弁,吐出弁から構成され,構造は往復式圧縮機と同じであるが,前述のような理由でそれに比べ大型となる。…

※「ブースターポンプ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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