ヘリコプタ母艦(読み)ヘリコプタぼかん(その他表記)helicopter carrier

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘリコプタ母艦」の意味・わかりやすい解説

ヘリコプタ母艦
ヘリコプタぼかん
helicopter carrier

ヘリコプタを搭載する母艦。第2次世界大戦後ヘリコプタの発達に伴い,対潜水艦戦用,強襲揚陸作戦用,兵員輸送用のヘリコプタを搭載するために,軽航空母艦が改装されて使用された。 1961年に世界最初の専用母艦としてアメリカ海軍が上陸作戦用の『イオウジマ』を竣工させた。このヘリコプタ専用母艦は対潜用と上陸作戦用に分れ,上陸作戦用の強襲艦には,上陸母艇用のドックを有するものもあり,対潜用ヘリコプタ母艦のなかには全通甲板をもっていて,垂直離着陸機 VTOLを搭載するものもある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む