最新 地学事典 「ベトナム縦貫造山帯」の解説
ベトナムじゅうかんぞうざんたい
ベトナム縦貫造山帯
Trans Vietnam orogenic belt
南中国地塊とインドシナ地塊の大陸衝突帯に形成された衝突型造山帯。ベトナム中部のコンツム地塊南部を画するダックトゥカン剪断帯とベトナム北部から中国南西部に至る紅河剪断帯の間に分布し,中国雲南省・大理西部で収斂する。N-S〜NW-SE方向の圧縮に伴う衝上運動で形成された多数の剪断帯に沿って,上部マントル以浅の超高温ならびに超高圧変成岩類を含む多様な衝突型変成岩類および関連火成岩類が衝上する。シルル紀〜デボン紀の変成作用と,ペルム紀末〜三畳紀の大陸衝突時の変成・火成作用年代を示す。
執筆者:小山内 康人
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

