ペルシア哲学(読み)ぺるしあてつがく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ペルシア哲学」の意味・わかりやすい解説

ペルシア哲学
ぺるしあてつがく

イスラム思想史上、ミール・ダーマード(?―1630)やモッラー・サドラー(1571―1640)などによって代表される近世イランにおける十二イマーム(シーア派の1)の宗教思想を俗にペルシア哲学とよぶことがあるが、これは学問上確定した呼称ではない。また、イスラム征服以前のイランにおける古代ペルシアの思想家たちの思想をペルシア哲学とよぶことがあるが、これも学問上確定した呼称ではない。

[松本耿郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android