ホソバナミノハナ(読み)ほそばなみのはな

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ホソバナミノハナ」の意味・わかりやすい解説

ホソバナミノハナ
ほそばなみのはな
[学] Chondrococcus hornemanii Okam.

紅藻植物、ナミノハナ科の海藻。赤紅色を呈し、軟骨質の体枝は不規則、密に分岐し、やや半球形となる。体高5~15センチメートル。外海浅所に生える多年生海藻で、分布は日本各地と広い。ホソバナミノハナによく似た海藻にユカリPlocamium telfairiaeがあるが、ホソバナミノハナには線香様のほのかな匂(にお)いがあることと、末端枝が叉(さ)状分岐することから区別できる。

[新崎盛敏]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android