ホフマン,Friedrich(読み)ほふまん

世界大百科事典(旧版)内のホフマン,Friedrichの言及

【医学】より

…たとえば,ハーベーの血液循環論は,静脈内に直接薬物を注入すれば,内服や外用よりはいっそう早く全身へ運ばれるであろうという期待を生み,1660‐70年にかけて,血液をはじめ種々の物質の注入が患者に対しても試みられ,多くの事故を生んだ。また物理的医学派の一人F.ホフマンは,身体の単位的な構成要素としての繊維という概念に達し,あらゆる機能を,この繊維の緊張・弛緩によって説明し,病気は,それぞれのゆきすぎ状態としての過緊張か低緊張,あるいは無緊張であると理論的に単純化したうえで,過緊張に対してはアヘンを,低緊張に対しては酒精(スピリッツ)を処方すべきであると主張し,多くの賛同者を得た。化学的医学派としては,パラケルススJ.B.vanヘルモントF.シルビウスらがいる。…

※「ホフマン,Friedrich」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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