ボイコットの応酬

共同通信ニュース用語解説 「ボイコットの応酬」の解説

ボイコットの応酬

ソ連のアフガニスタン侵攻に抗議し、米国や日本など70近い国や地域がモスクワ大会不参加を決めた。政府が各国五輪委員会に強い圧力をかけた。参加は80カ国。過去最多だったミュンヘン大会の121カ国に比べ約3分の2だった。英仏などは参加したが、国旗ではなく五輪旗を掲げ、ソ連に抗議の意思を示した。

国際オリンピック委員会会長のキラニン卿は閉会式で「政治的目的でスポーツを利用するのはやめてほしい」と訴えた。だが84年のロサンゼルス大会は、ソ連や共産圏諸国が選手の安全が確保できないとして参加せず、事実上の報復をした。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android