報復(読み)ホウフク

デジタル大辞泉の解説

ほう‐ふく【報復】

[名](スル)
仕返しをすること。返報。「敵に報復する」
国際間で、ある国の不当な行為に対して、同様に不当な行為で報いること。「報復措置」

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百科事典マイペディアの解説

報復【ほうふく】

ある国が,相手国の不当な行為を中止させるため,同様に不当な行為を行うこと。ここにいう不当な行為とは,法的に違法な行為であることを要しない。船舶,国民,関税等につき不利益な待遇を受けた場合,同様な行為で相手国に対処するなど,本来は非難さるべき行為でも,相手国の不当を前提としているため非難を免れる。
→関連項目復仇

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デジタル大辞泉プラスの解説

報復

英国の作家ブライアン・フリーマントルのスパイ小説(1993)。原題《Charlie's Apprentice》。「チャーリー・マフィン」シリーズ。

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大辞林 第三版の解説

ほうふく【報復】

( 名 ) スル
仕返しをすること。 「 -行為」 「ひどい仕打ちに-する」
国際関係で、他国の不当な行為に対し、仕返しとして同様の行為(国際法上違法でないものに限られる)を行うこと。 「 -措置」
返事をすること。返答。 「霞亭は的矢の某に問ひ合せた事があつて、其-を待つてゐる/北条霞亭 鷗外

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精選版 日本国語大辞典の解説

ほう‐ふく【報復】

〘名〙
① しかえしをすること。返報。特に、国際間で、他国から自国民または船舶などに不利益を与えられた国が、その国に対し同様な不利益を与えて報いること。
日本外史(1827)三「公暁常憤父幽死、謂実朝父仇也、竊謀報復」 〔議院法(明治二二年)(1889)〕
② むくいること。〔漢書‐朱買臣伝〕
③ 返事をすること。返答。

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世界大百科事典内の報復の言及

【刑罰】より

…イスラム法上,刑罰はキサースqiṣāṣ,ハッドḥadd,タージールta‘zīrの三つに大別される。 キサースとは報復の意。イスラム以前には,報復(復讐)も無制限に行われていたが,イスラム時代には,コーランの規定(2:73)に基づいて同害報復に改められた。…

【復仇】より

…復仇行為の違法性阻却事由としては,何よりも相手国の側に違法行為が存在しなければならず,たんに不当な行為だけでは十分でない。この点が復仇と報復retortionとが異なる点である。 報復は,相手国が自国の利益を害し,または友誼・礼譲に反する行為であって国際法違反を構成しない行為をなした場合に,相手国の利益を害するそれと同程度の行為をもって報いることをいう。…

※「報復」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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