ポルタティフ(その他表記)〈ドイツ〉Portativ

デジタル大辞泉 「ポルタティフ」の意味・読み・例文・類語

ポルタティフ(〈ドイツ〉Portativ)

主に、12~15世紀に用いられた小型のパイプオルガン一種。ひざにのせるか、あるいは首からつるすかして楽器を保持し、左手ふいごを動かして右手けんを操作する。→ポジティフ

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改訂新版 世界大百科事典 「ポルタティフ」の意味・わかりやすい解説

ポルタティフ
Portativ[ドイツ]

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のポルタティフの言及

【オルガン】より

…使用目的,設置空間の大小によりさまざまな規模のものがあるが,大別すると,運搬可能なものと建築物の中に固定されたものに分けられる。前者にはひざにのせて片手で演奏するポルタティフPortativ,箱形ポジティフPositiv,リード・ストップのみのレガールRegalがあり,後者には1段鍵盤,数個のストップの小オルガンから,2~5段鍵盤,十数個から100ストップ以上の大オルガンまであり,その多くは両足で奏する足鍵盤(ペダル)を有する。以上を総称してパイプ・オルガンという。…

※「ポルタティフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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