マクドネル・ダグラスF-15イーグル(読み)マクドネル・ダグラスエフじゅうごイーグル(その他表記)McDonnell Douglas F-15 Eagle

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

マクドネル・ダグラスF-15イーグル
マクドネル・ダグラスエフじゅうごイーグル
McDonnell Douglas F-15 Eagle

アメリカ空軍の制空ジェット戦闘機。マクドネル・ダグラスの開発。運動性に優れ,湾岸戦争 (1991) ,ユーゴスラビア空爆 (1999) などで戦果を上げた。A型とその改良型のC型,複座訓練型のB型,D型があり,1987年には対地攻撃能力を強化したF-15Eストライク・イーグルが開発された。A型は 1972年7月に初飛行,C型は 1979年配備開始。C型は,エンジンがP&W F100-PW-220tfターボファン2 (合計推力約 22.5t) 。乗員1,全長 19.5m,全幅 13m,総重量 31t,最大速度マッハ 2.5,航続距離 5500km。武装M-61 (20mm機関砲) 1,スパロー・ミサイル,サイドワインダー・ミサイルなど。高価であるため,本機を保有するのはアメリカ合衆国のほか,日本,イスラエルサウジアラビアのみ。アメリカ空軍向けのF-15は 894機で 1989年に生産終了。日本はF-15Jと呼ぶ仕様で三菱重工業がライセンス生産,航空自衛隊に 203機が配備されている。

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