マクロウイルス(読み)マクロウイルス(その他表記)macro virus

デジタル大辞泉 「マクロウイルス」の意味・読み・例文・類語

マクロ‐ウイルス(macro virus)

ワープロソフト表計算ソフトなどで使われるマクロファイルを介して感染するタイプコンピューターウイルスマクロ感染型ウイルス

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IT用語がわかる辞典 「マクロウイルス」の解説

マクロウイルス【macro virus】

マクロ言語で開発されたコンピューターウイルスマクロ機能を持つアプリケーションソフトで作成されたファイルに組み込まれ、ファイルを開くと感染するもの。◇「マクロ感染型ウイルス」ともいう。⇒コンピューターウイルス

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「マクロウイルス」の解説

マクロウイルス

WordExcelに備えられている「マクロ」と呼ばれる簡易的なプログラミング言語で記述されたウイルス。WordやExcelなどで作成されたオフィス文書に組み込まれ、ユーザーが文書を開くとマクロで書かれたウイルスコードが自動実行されるという仕組みになっている。マクロウイルスが実行されると、他の文書へ感染を広げたり、文書を一見わからないように改ざんしたりする。そのウイルスに使われているマクロ言語をサポートしたアプリケーションがあれば、OSCPUを問わずに活動できるという特徴がある。代表的なマクロウイルスに「Merissa(メリッサ)」や「laroux(ラルー)」がある。

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知恵蔵 「マクロウイルス」の解説

マクロウイルス

「マクロ言語」で開発されたウイルスのこと。1990年代中頃以降に広まった。マクロ言語とは、ビジネスソフトなどが持つ自動実行機能で、手順プログラムのように記述し、処理対象のデータファイル中に保存される。マクロウイルスはマイクロソフトのWordやExcelのこうしたマクロ機能を悪用したもの。他のデータファイルにウイルスとして動作するマクロを追加しつつ、データ改変などの破壊行為を行う。

(斎藤幾郎 ライター / 西田宗千佳 フリージャーナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

世界大百科事典(旧版)内のマクロウイルスの言及

【情報セキュリティ】より

…パソコン用OSのブートセクタやパソコン用OS上の実行ファイルに寄生し,伝染,繁殖を繰り返すタイプのものが多い。最近では,ワープロソフトや表計算ソフトのもつマクロ機能をターゲットとしたマクロウイルスと呼ばれるウイルスも急激に増えている。新しいウイルスが次から次へと現れるのは,ウイルスの構造自体は複雑ではないことと,一つのタイプから亜流を発生させることが容易だという点があげられる。…

※「マクロウイルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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