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マセラル(その他表記)maceral

岩石学辞典 「マセラル」の解説

マセラル

石炭の微構成体.この語は鉱物と類似したもので,他の岩石の中の鉱物のように,石炭の中に産する物質に用いる.独立したマセラルは一般に最後に-initeを付けて,無煙炭(hard coal)ではヴィトリナイトvitrinite), エクジナイトexinite), イナーチナイトinertinite), 褐炭brown coal)ではフミナイト(huminite), リプティナイト(liptinite), イナーチナイトなどのグループを作る[Stopes : 1935, CNRS : 1963].微岩石学的単位(micropetrological unit)と同じ.ラテン語のmacerareは浸して柔らかくする,分解するなどの意味.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のマセラルの言及

【石炭】より

…組織成分の分け方は,大別してヨーロッパ法とアメリカ法があり,日本の分類はヨーロッパ法に類似している。ヨーロッパ法では,ビトリットvitrite(ビトレインvitrain),クラリットclarite(クラレインclarain),デュリットdurite(デュレインdurain),フジットfusite(フゼインfusain)に区分し,さらに研究が進むにつれて,石炭を組成する基本的な均一な単位成分として〈マセラルmaceral(微細組織成分)〉が識別されるようになった。これは,岩石を組成する鉱物にあたるものといえる。…

※「マセラル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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