マレー糸状虫(読み)マレーシジョウチュウ

デジタル大辞泉 「マレー糸状虫」の意味・読み・例文・類語

マレー‐しじょうちゅう〔‐シジヤウチユウ〕【マレー糸状虫】

東南アジアから西南アジアにかけて分布する糸状虫。主にヌマカ属の蚊を介して人に感染し、リンパ系フィラリア症を起こす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のマレー糸状虫の言及

【フィラリア】より

…線形動物双腺綱糸状虫上科Filarioideaに属する寄生虫の総称。糸状虫ともいう。成虫は糸状細長で,各種脊椎動物のリンパ管(および節),血管,皮下組織,眼窩(がんか)などに寄生し,胎生で被鞘幼虫(ミクロフィラリアmicrofilaria)を産出し,吸血昆虫によって伝播される。 人体寄生種のおもなものには,バンクロフトシジョウチュウ,マレーシジョウチュウBrugia malayiオンコセルカ,ロアシジョウチュウLoa loaなどがある。…

※「マレー糸状虫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android