ミスター・タンブリン・マン

デジタル大辞泉プラス の解説

ミスター・タンブリン・マン

アメリカのフォーク・ロック・バンド、ザ・バーズの曲。1965年発表のデビュー曲。全米・全英ともに第1位を記録。作詞作曲ボブ・ディラン。ディラン自身によるバージョンは1965年のアルバム「ブリンギング・イットオール・バック・ホーム」に収録されている。「ローリング・ストーン」誌が選ぶ最も偉大な500曲で、ザ・バーズ版は第79位、ボブ・ディラン版は第107位。原題《Mr. Tambourine Man》。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のミスター・タンブリン・マンの言及

【ディラン】より

…高校時代はロックンロールを歌い,ギターを弾いていたが,大学をドロップアウトしてニューヨークに出,当時盛んになりつつあったフォーク・ソング運動の渦中に飛び込み,《風に吹かれてBlowin’ In The Wind》を62年に発表して時代の寵児となった。この歌は公民権運動の中で広く歌われたが,ディラン自身は自分がそのような運動のシンボル的存在とされてゆくことを嫌ったようで,65年からロックの要素を大幅に取り入れた《ミスター・タンブリンマンMr.Tambourine Man》などで音楽的な方向転換を明示して物議をかもした。だが彼が一般の若者の間でスター的存在となり,レコードもヒットするようになったのはそれ以降のことであった。…

※「ミスター・タンブリン・マン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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