めかぶ

栄養・生化学辞典 「めかぶ」の解説

めかぶ

 ワカメの茎の基部にある一部構造.通常ワカメとは別にして,佃煮などにする.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のめかぶの言及

【海藻】より

…凝海菜はテングサで,大凝菜とも書いた。海藻根はワカメの根の意味で,いわゆるメカブと思われる。フノリ,ツノマタは現在ではまったく食用としないが,平安期には食べていたかもしれず,ホンダワラもいまは食べることをきかないが,江戸時代まではごくふつうの食料であったようだ。…

【ワカメ(若布)】より

…褐藻類コンブ目アイヌワカメ科の食用海藻(イラスト)。ワカメは日本および朝鮮半島沿岸に分布し,日本では,暖流の影響のある北海道の西岸から広く九州まで及ぶ。低潮線付近から漸深部にかけての岩上に生育し,春から初夏にかけて繁茂する。藻体は根,茎,葉よりなり,全長1~2mになる。暖海のものは茎部が短く,葉部の切れ込みも少ないのに対し,寒海のものは茎部が長く,葉部の切れ込みが深い。このように産地によって形状に差があるので,ワカメは分類上は1種類であるが,ナルトワカメ,ワカメ,ナンブワカメの3型に分けられることもある。…

※「めかぶ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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