化学辞典 第2版 「メチルプレドニゾロン」の解説
メチルプレドニゾロン
メチルプレドニゾロン
methylprednisolone
11β,17α,21-trihydroxy-6α-methylpregna-1,4-diene-3,20-dione.C22H30O5(374.46).プレドニゾロンの6α-メチル誘導体.1956年,G.B. Speroらにより11α-アセトオキシプロゲステロンより数工程を経て合成された.白色の結晶.分解点232~240 ℃.+79~+86°(ジオキサン).メタノール,ジオキサンに微溶,エタノール,アセトンに難溶,水,エーテルに不溶.副じん皮質ホルモン作用,とくに糖質コルチコイド作用が強い.リウマチ性関節炎,アレルギー性および炎症性眼疾患などの治療に用いられる.LD50 4000 mg/kg(ラット,経口).[CAS 83-43-2]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報