メナイ橋(読み)メナイバシ

デジタル大辞泉 「メナイ橋」の意味・読み・例文・類語

メナイ‐ばし【メナイ橋】

Menai Bridge》英国ウェールズ北西部の町バンゴールアングルシー島の間のメナイ海峡に架かる吊り橋。19世紀に土木技師トーマス=テルフォードにより建造

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のメナイ橋の言及

【テルフォード】より

…運河,橋梁(きようりよう),道路,港湾の建設に活躍したスコットランド生れの土木技術者。石工の徒弟となるが独学で土木建築技術を学び,1786年にシュロプシャーの土地測量士となる。93年にイギリス最大の土木工事といわれたエルズミア運河の監督となり,さらにスコットランドの開発に従事,ここではカレドニア運河や多くの橋梁,道路,港湾を建設した。テルフォードの基礎として知られる道路工法はこの間(1802ころ)に考案されたもので,彼による道路建設技術の開発と改良は,4輪馬車による道路交通の輸送量増加に大きな役割を果たした。…

【橋】より

…19世紀に入り,構造材料として鋳鉄よりすぐれた錬鉄がつくられるようになり,橋の規模も飛躍的に大きくなった。1826年に完成したイギリス,メナイ海峡のつり橋(メナイ橋Menai Bridge)は錬鉄製のチェーンケーブルを用い,176mという当時として驚異的な支間を達成した。この橋もその後,風による被害などに悩まされたが,当時ヨーロッパのつり橋は,材料や設計の欠陥から落橋に至ったものも少なくない。…

※「メナイ橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android