メナイ海峡(読み)メナイかいきょう(英語表記)Menai Strait

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「メナイ海峡」の意味・わかりやすい解説

メナイ海峡
メナイかいきょう
Menai Strait

イギリスウェールズ北西部,本土側のグウィネズアングルシー島を隔てる海峡北東―南西方向の細長い水路で,長さ約 25km。幅は 180mから約 3kmにわたる。メナイ台地に刻まれた北東―南西方向の二つの長い谷とその間の南北方向の短い谷が,後氷期に水没して一つの水路を形成したものと考えられる。世界最初の近代的な吊橋といわれるメナイ橋(1826)と箱橋として知られるブリタニア橋(1850)がかかっていることで有名。メナイ橋はスパン長 176mで,バンガーホリーヘッドを結ぶ幹線道路が通る。ブリタニア橋はロンドンとホリーヘッドを結ぶ鉄道が通る鉄道橋で,1970年の火災で損傷したが,のち再建された。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「メナイ海峡」の意味・わかりやすい解説

メナイ海峡
めないかいきょう
Menai Strait

イギリス、ウェールズ北西端のアングルシー島と本土との間の狭い水道。長さ23キロメートル、最小幅200メートル。19世紀に道路・鉄道用のブリタニア橋が架けられ、本土と結ばれた。南岸カーナーボンには、プリンス・オブ・ウェールズ(英国皇太子)の古城カーナーボン城が海峡に面して建っている。

[小池一之]


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