出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
イギリス,ウェールズ北西部のグウィネズ州(旧,アングルシー州)にある島。ローマ時代にはモナ島と呼ばれていたが,サクソン人によって〈アングル人の島〉の呼称を与えられたとされる。面積712km2,人口6万7000(2001)。全島が180m以下の低平な島で,肉牛,羊,乳牛の飼育およびエンバク,大麦の栽培が盛んである。ローマ侵入時には,ケルト系ドルイド僧の避難所となり,中世にもグウィネズ地方の土着勢力の中心としてイングランドに対抗したが,1282年征服された。本土との間のメナイ海峡にはつり橋と鉄道橋が架設されている。ウェールズ語を話す人が多数を占める。中心都市ボーマリスBeaumaris。
執筆者:長谷川 孝治
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
イギリス、ウェールズ北西部に位置する島。西に属島のホーリー(別名ホリヘッド)島をもち、鉄道・道路橋で結ばれる。グレート・ブリテン島とは幅200~400メートルの狭いメナイ海峡で隔てられている。面積714平方キロメートル、人口6万6828(2001)。おもに先カンブリア系の岩石からなる平坦(へいたん)な島で、付近の最高点はホーリー島のホリヘッド山(220メートル)。本土とは道路橋と鉄道橋で結ばれる。農業、牧羊、観光が主産業。アイルランド行きの定期船が出港するホリヘッドと、メナイ海峡に臨むボーマリスがおもな町。古名をモナ島といい、古代ケルト人に信仰されたドルイド教が存在した。
[小池一之]
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