モンスーントラフ(その他表記)monsoon trough

デジタル大辞泉 「モンスーントラフ」の意味・読み・例文・類語

モンスーン‐トラフ(monsoon trough)

南北季節移動する熱帯収束帯。数週間から数か月にわたって停滞し、インド東南アジアなどでモンスーンをもたらす。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のモンスーントラフの言及

【インド】より

…このうち最も重要なのは南西モンスーンである。インド洋上で多湿となった赤道西風が,6月ごろヒマラヤ山脈周辺を北上するいわゆるモンスーン・トラフmonsoon trough(北熱帯低圧部NITCにあたる)に引き寄せられて北東へと方向を転じる。赤道西風が西ガーツ山脈にぶつかって西海岸に大量の雨を降らせて後,ベンガル湾にはいる。…

【熱帯収束帯】より

…略称ITCZ。赤道収束帯,赤道前線,熱帯前線,モンスーン・トラフなどの別名がある。日々の変動は大きいが,平均的にみると東西にほぼ連続して(大陸上では不明瞭になりがち)地球をとりまいている。…

※「モンスーントラフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android