ライン新聞(読み)ラインしんぶん(その他表記)Rheinische Zeitung

旺文社世界史事典 三訂版 「ライン新聞」の解説

ライン新聞
ラインしんぶん
Rheinische Zeitung

1842年から1年間,ドイツのライン地方で発行された自由主義的日刊紙
マルクスが途中から編集長に就任して急進的となり,翌1843年3月禁止された。

出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のライン新聞の言及

【マルクス】より

…マルクスは大学の教師になる計画を立てたが,おりしもプロイセン当局のヘーゲル学派退治が始まったこともあり,教職に就くことは断念した。42年の秋から翌年の3月まで《ライン新聞》の編集者を務め,そのおりの体験から,社会経済問題や社会主義思想を研究する必要を感じるようになった。43年の夏,かねて家族的交際のあったウェストファーレン男爵の令嬢イェンニー・フォン・ウェストファーレンJenny von Westphalen(1814‐81)と結婚,同年秋パリに赴いてA.ルーゲと共同して《独仏年誌》を創刊したが挫折,以後,文筆で生計を立てる。…

※「ライン新聞」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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