法則の辞典 「ランキンの土圧論」の解説
ランキンの土圧論【Rankine's theory of earth pressure】
地表面の傾斜角を α,流体の単位体積当たりの重量を γ,流体の内部摩擦角を θ としたとき,深さ h にある表面に平行な面 ds′ に作用する鉛直方向の圧力の大きさは p=rhcosα となるはずである.そこで同じ点を通る鉛直面 ds に働く,地表面に平行な力を考えると,こちらは p′=kp=krhcosα となる.p と p′ とは共役応力の関係にあるはずだから,主動土圧力に関しては
受動土圧力に関しては
として与えられる.