リウドルフ(読み)リウドルフ[シュワーベンこう](その他表記)Liudolf, Herzog von Schwaben

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「リウドルフ」の意味・わかりやすい解説

リウドルフ[シュワーベン公]
リウドルフ[シュワーベンこう]
Liudolf, Herzog von Schwaben

[生]930
[没]957.9.6. ポムビア
シュワーベン公 (在位 949~953) 。神聖ローマ皇帝オットー1世 (大帝)長男。父は直轄地親族に分封したが,このときリウドルフはシュワーベン公となった。父王のイタリア進出と中央集権に不満をもちロートリンゲン公コンラートと結んで 953年反乱を起したが,結局屈服した (955) 。

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関連語 大帝

世界大百科事典(旧版)内のリウドルフの言及

【ザクセン朝】より

オットー1世(在位936‐973),オットー2世(在位973‐983),オットー3世(在位983‐1002)と直系相続で続き,次いでハインリヒ1世の曾孫ハインリヒ2世(在位1002‐24)が継ぎ,その死後ザリエル朝に替わった。 王家の祖先は東部ザクセンの豪族リウドルフLiudolf(866没)で,正しくはリウドルフィング家Liudolfingerと呼ばれる。スラブ人,デーン人に対する国土防衛により権力の基礎を固め,その子オットーOtto(912没)はザクセン大公を称した。…

※「リウドルフ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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